【研修用】英検リスニング過去問演習コース 指導マニュアル
1. 指導の全体コンセプト
リスニング指導の目的は、単に正解を知ることではなく、**「聞こえなかった音を自力で聞き取れる音に変えること」**です。安易にスクリプト(台本)を見せず、何度も音に挑戦させるプロセスを大切にしてください。
2. 演習の実施と自己採点
- 初回演習: 本番同様にリスニング音声を流し、問題を解かせます。
- 自己採点: 解答を見て、マークシートに「〇」か「×」をつけさせます。
- 成績記録(1回目): 「英検過去問成績推移表」の「1回目リスニング」欄に、正答数を記入させます。
3. 「聞き直し」の徹底ステップ
採点後、すぐにスクリプトを見せず、以下の手順でリベンジ解答を行わせます。
- 回答の目隠し: マークシートの用紙を折り曲げて、自分の書いた回答を隠させます。(※先入観をなくすため)
- 再チャレンジ: 間違えた問題(「×」がついた箇所)だけを、もう一度聞き直させます。
- ルール: 納得いくまで最大3回まで繰り返し聞いて良いと伝えてください。
- 2回目の答え合わせ: 再度聞き取って出した答えを、改めて解答と照らし合わせます。
- 成績記録(2回目): 2回目で正解できた数を含めた正答数を、成績表に記入させます。
4. 仕上げとフォロー
- スクリプトの確認: 2回聞いても最後まで間違えた問題については、ここで初めてスクリプトを渡します。英文を読んで内容をしっかり納得させます。
- 励ましの声掛け: 2回目の正解率が上がっていることを確認し、**「聞き直せばこれだけ伸びるんだから、本番も集中すれば大丈夫!」**と自信を持たせるよう励ましてください。
5. 先生(介助者)へのアドバイス
- 「耳」を育てる: すぐに答えやスクリプトを教えるのは禁物です。「3回までは粘っていいよ」と促し、生徒の「あ、聞こえた!」という成功体験をサポートしてください。
- 記録の重要性: 1回目と2回目の点数をどちらも記録させることで、生徒自身に「聞き直すことの効果」を視覚的に実感させることができます。